おまけ@洛樂史学会

歴史関連ニュース


主にネット上で見つけた歴史・文化関連のニュースです。
本格的に網羅しているわけじゃないので、参考程度にしてください。
このページはちょっと重たくなりそうなので、背景は真っ白にしてみました。
背景に画像ないのもシンプルでいいですねー。
どうやら記事の転載はダメらしいので、要約だけ。
や、読売新聞からは「許可を取ったら載せてもいい」って言われたんですけどね。
手続きが面倒くさいんだもん……。
赤字は遺跡(とか)の名前、青字は出土した(りした)ものの名前です。
ごめんうそ。青はリンクと紛らわしいから桃色に変えました。
緑色は、発表した組織とか機構とか、そんなかんじの。
……だったんですが、重要単語は緑色で統一しました。
色鮮やか過ぎると目が痛くなりますもんね。
嗚呼、前書きがどんどん長くなってゆく。


From 福井県
047. 大安禅寺出土銅銭 総数11万5千枚
  2006年5月20日
  asahi.com
 
 今年四月、福井市大安禅寺の裏山から発掘された銅銭の数が、 11万5千枚にも上ることが明らかになりました。
 銅銭は中国銭で、永楽通宝や元豊通宝とかの有名どころ以外にも全50種。
 中国銭ってそんなにいろいろあったんですねー。
 あ、元豊通宝とか亜種が多そうだし、その辺をカウントした数字かも。そしたら「以外」じゃないっすね。すみません。
 銭は大きな甕に入れて埋められていたそうです。
 中世の当時にどれくらい価値があったのかは分かりませんが、結構な金額に相当するハズ。
 一体、何を血迷って埋めたりしちゃったんでせうねぇ。
 せっかくの埋蔵金なのに、現代では大した価値もないってのがなんだか……。

From 京都府
046. 石室ひんやり、ロマン感じて 向日・物集女車塚古墳で一般公開
  2006年5月22日
  京都新聞 電子版
 
 向日市にある物集女車塚古墳の石室が一般公開されてます。
 長い名前ですが、「物集女」は地名で「車塚」が古墳を指す名前らしいです。
 読み方は、「もずめくるまづか」。
 6世紀中期の前方後円墳で、全長は45m。石室は横穴式です。
 一般公開は月曜日から金曜日まで。
 古墳に入って石室を見れるなんてなかなか無いイベントですが、
 夕方4時には終わっちゃうし、昼休みにも入れないし……。
 授業をさぼってでも見に行く価値はあると思いますけども。でもせめて昼休みくらいは、ねえ。
 ちなみに、石室を見るには予約が必要なのですが、予約締切は既に過ぎてます。悲しー。
 てかさ、石室ってロマンを感じるようなトコなんですか?
 他人の墓じゃん!

From 香川県
045. ミズクラゲ  “人工ベビー”
  2006年5月19日
  読売ONLINE
 
 高松市にある屋島水族館が、ミズクラゲの人工繁殖に成功しました。
 ミズクラゲはヨツメクラゲとも呼ばれるポピュラーなやつ。
 お盆を過ぎると刺されます。
 どこら辺が歴史関係あるのかは内緒。
 ていうか関係ありませんすみません。クラゲが好きなだけなんです。
 ちなみにこの記事、URLを見てもらえれば分かると思いますが、
 たぶん、あっさりリンク切れします。
 だからどうしたって言われても困りますけどー
 水海月、可愛いですよ?
 

From 京都府
044. 国宝、珍品65点公開
  2006年5月19日
  読売ONLINE
 
 昨日(5月18日)、知恩院に行ったのですが、
 窓口の人がお出かけ中で御朱印はもらえませんでした(悲。
 いいんですけども、御朱印くらい。
 知恩院ならいつでも行けるし。
 で、その知恩院には「佛教大学建学の地」という石碑がありました。
 ……佛教大学じゃなかったかな?
 まあいいや。(いいのか?
 
 そんなこんなで前置きが長くなってすみません。
 龍谷大学大宮キャンパス図書館の改修工事を記念して、
 特別展「所蔵稀書(きしょ)と図書館歴史資料」が行われています。
 開催期間は5月18日〜31日。入場無料。
 期間中は、図書館ツアーも毎日あるそうです。
 ちなみにですね、大学HPを覗いてきたのですが
 特別展の話なんてどこにもありませんでした。おかしいなあ。
 実は、特別展=図書館ツアー? ……なわけないよね。
 国宝もザクザクあるらしいので、時間があったら是非。
 龍大大宮キャンパスは七条大宮にあります。
 
 前置きと記事は別に関連ありません。

From 秋田県
043. 郷土史記事まとめ出版
  2006年5月19日
  読売ONLINE
 
 久しぶりの更新です。およそ一ヶ月ぶりですね。
 すみません。
 
 元小学校長の石川久悦さん(69)が『ふるさと天王 歴史民俗雑記』を出版しました。
 旧天王町の広報誌上で連載していた郷土史に関する記事を収録したもの。
 天王町が3月の合併で消滅してしまいましたが、
 それまで約30年、無休で連載したというからすごいですよね。
 3月22日付けで既に発行されてますが、出版部数が300部なので、おそらく入手は非常に困難です。
 読んでみたいと言う方は、秋田県にある図書館まで問い合わせるのが吉。
 方言や地元の伝説に関する記事も多いらしいので、民俗学が好きな方にもオススメなんじゃないでしょうか。
 と、読んでも無いくせに言ってみる。

From 京都府
042. 京都文博でエジソン展
  2006年4月25日
  京都新聞電子版
 
 三条にある京都文化博物館で、 エジソン展が始まりました。
 展示されているのは蓄音機他230点。
 バンダイが所有しているものなんだそうです。
 文博の入場料は400円ですが、特別展も見たい場合は700円。
 ちと高い気もしますが、そんなもんですかねー。
 博物館めぐりなんて、時間と金が余ってる人の道楽ですもんね。
 ちなみに、文博の公式サイトはこちら

From 奈良県
041. 飛鳥資料館がネットドラマ第3弾公開
  2006年4月10日
 asahi.com
 
 …………。
 非常にコメントしづらい。
 博物館って追い詰められてるんですねー、とか言ったらいいんでしょうか。
 ちなみに飛鳥資料館のサイトは こちら
 チャットまでも完備している華やかなサイトであります。
 
 で、肝心のネットドラマはですね、
 どこにあるのか分かりませんでした!(だめじゃん

From 徳島県
040. 勘籍木簡を公開
  2006年4月2日
  asahi.com  
 徳島県国府町の観音寺跡から勘籍木簡が見つかり、 徳島県埋蔵文化財センターにて説明会が行われました。
 勘籍木簡は8世紀(奈良時代)のもので、出土は全国で初めてだそうです。
 勘籍木簡がつまり何かは知りません。たぶん、勘籍な木簡です。

From 奈良県
039. はぎ取りの「白虎」公開-5月12日から飛鳥資料館で
  2006年3月17日
  奈良新聞
 
 明日香村キトラ古墳壁画を剥ぎとったのは 大々的に報道されましたが、壁画のうち白虎は修復が完了したそうです。
 キトラ古墳の発掘が始まったのは2004年の1月ですから、たった2年で色々ありましたね。
 白虎の壁画は、5月12日から飛鳥資料館で公開されるそうです。
 自分はその辺り詳しくないので、レプリカとかスケッチとか見せてもらえたらそれで満足ですが、 ともあれ、無事に修復されて実にめでたいですね。はい。

From 滋賀県
038. 国重文に平安期の木造不動明王
  2006年3月18日
  asahi.com
 
 近江八幡市にある伊崎寺所蔵の不動明王坐像が、 国の重要文化財に指定されることになりました。
 面倒くさいからコピペしますが、
「多くの不動明王像と違い、目を非常に大きく見開き、 下の歯で上唇をかみ、弁髪を6カ所でくくるという珍しい特徴のある点が評価された。」
 だそうです。
 写真だと目は閉じているように見えますし、むしろ不動明王の目って見開いているのが普通なのでは!?
 とか思うのですが、どうでしょう。
 個人的には、不動明王が坐ってることにびっくりです。

From 奈良県
037. 密閉性高い石室-流入土砂粒子1ミクロン以下【キトラ古墳】
  2006年3月14日
  奈良新聞
 
 明日香村のキトラ古墳は鎌倉時代に盗掘されました。
 もしかたら純粋に好奇心から掘り返したのかもしれませんが、今の目で見たら結局盗掘は盗掘。
 その盗掘以前、キトラ古墳の石室に流入した土砂は、1ミクロン以下の小さいモノだけだったそうです。
 奈良時代の技術は凄かったんだねってそうゆう話。

From 青森県
036. 新たに100遺跡を登録/遺跡地図
  2006年3月11日
  web東奥
 
 青森県教育委員会は遺跡地図の改訂を行っているそうなのですが、
今年度あらたに100遺跡が台帳に登録されました。
 これで遺跡の数は4448ヶ所!
 日本全体にいくつ遺跡があるのかは知りませんが、これって結構すごい数なんじゃないでしょうか。
 さすが縄文の大国。
 新しい遺跡地図は、2008年に完成するそうです。

From 奈良県
035. 木簡に「観世音経」-明日香の石神遺跡
  2006年3月10日
  奈良新聞
 
 久々の更新は、考古学の本場・奈良県からです。
 奈良県明日香村の石神遺跡から木簡銅製人形が見つかりました。
 石神遺跡は須弥山石なんかが見つかったところで、 飛鳥政権の饗宴施設があったところと見られています。
 今回見つかった遺物のうち、木簡には「観世音経」の存在を示す記述があり、 文字資料としては最古となるそうです。
 ところで、観世音経って何ですか?

 

From 富山県
034. 千歳御門130年ぶり帰郷へ 「富山城唯一の遺構」
  2006年3月4日
  読売ONLINE
 
 富山城は名前の通り富山にあった城ですが、 明治時代に解体&民間に払い下げられて現在は残ってません。
 城址公園には天守閣もありまして、県(だったかなあ?)の文化財として登録もされてますが、 これはあくまで「戦後復興期を代表する建築物」として、です。
 千歳門以外にも払い下げられた建造物はあったんでしょうが、 なんせ富山市は空襲で一度燃えちゃってますし。
 焼失率は99.8%だったそうですから、千歳門以外は、文字通り全滅してしまったのでしょう。 残念。
 さて、その千歳門は豪農の赤祖父家が50円で買い取り、 自宅の門として使っていたんだそうです。さっすがお金持ち。
 ところで、なんて読むんでしょうね、赤祖父さん。

From 岩手県
033. 中尊寺経蔵 建立時の部材今も
  2006年3月4日
  読売ONLINE
 
 経蔵というのは、経典を収める建物のことです。
 金色堂で有名な中尊寺にも経堂があるそうなんですが、そこに使われている建材が1056年〜1104年のものと特定されました。
 調査したのは奈良文化財研究所。遠くまでおつかれさま。
 さて、元の記事がかなり分かりにくいので、要点を整理してお伝えしたいと思います。
 
 1.中尊寺経堂に使われている建材の一部は1056年〜1104年のものである
    ↓
 2.棟札の記述から、経堂の建立は1122年の可能性が高い
    ↓
 3.よって、中尊寺金色堂が1124年に建立されたのは間違いない。
 
 この記事を書いた人とはお友達になれない気がします……。
 というか、最低限必要な情報がいくつか欠けてる気がしませんか?
 読売新聞、しっかりしてよー。

From 富山県
032. 総曲輪に城下町遺跡
  2006年3月2日
  北日本新聞
 
 ずっと「きたにほんしんぶん」だと思ってたんですが、アドレスをみたらkitanippon.co.jp。知らなんだ。
 さて、富山市の誇る繁華街総曲輪通富山市埋蔵文化財センターが調査したところ、武家屋敷と町人屋敷の境界を示す石積みの排水路が見つかったそうです。
 ちなみに、富山市埋蔵文化財センターってあれです、 私が考古学のレポートに書いた土器を収蔵してるとこです。考古学の単位、落としちゃったけどね……。ぐすん。
 来年も書くぞぉ。ぱおーん。
 あ、総曲輪は「そうがわ」と読んでください。
 子供の頃から知ってる名前だから意識したこと無かったけど、城下町だったんだねー。
 意外と知らないものです、地元の歴史。

From 京都府
031. 高松塚の解体実験開始
  2006年3月2日
  産経web
 
 記事No.6の続報です。
 文化庁は、京都府加茂町にある実験場で解体実験を開始しました。
 クレーンで石室をゆっくりばらしていくんだそうです。ジェンガより難しそう。
 で、本物の解体は来年2月からだそうですが、壁画はそれまでモつんでしょうかねえ……。
 そりゃ、焦って遺跡をぶち壊すよりはね、慎重にも慎重を重ねてやる方がいいに決まってますけどもっ。

From 神奈川県
030. 「第3海堡」の兵舎 一般公開
  2006年3月2日
  asahi.com
 
 世のHP運営者のみなさんはどうやって時間を確保しているのか、本気で疑問な今日この頃です。
 それはともかく、早くも30件目! いえい。
 さて、近畿に住んでいると、「東京湾」と聞いても「泥が溜まった池なんでしょ?」みたいなイメージしか湧かないわけなんですが、実際は案外まともな海らしいっすよ。
 その東京湾の奥にはもちろん東京があるわけで、ミサイルなんか無かった明治時代には、東京湾さえ守れば東京って安全じゃん!?って話だったんです。
 はい、ちょっと長くなりましたが、 そんなこんなで東京湾を要塞化するために作られたのが今回話題の海堡ってやつで、つまりは人工島だそうです。
 完成→直後に関東大震災→崩壊→海没→航行の邪魔物→撤去というかなり切ない歴史を歩んだ第3海堡ですが、兵舎だけは「土木遺産」として引き揚げられたとか。
 めでたしめでたし。

From 京都府
029. 妙顕寺文書 修復完了 きょうから公開
  2006年3月1日
  読売ONLINE
 
 上京区に妙顕寺という日蓮宗の寺院があるのをご存知ですか?
 同志社大とか表千家とか裏千家とか、その辺りにあるそうなんですが。
 ……はいすみません、行ったことありません。
 日像上人が後醍醐天皇の勅許を受けて創建した、由緒正しい寺らしいです。
 さて、その妙顕寺が保管していた古文書のうち、巻物全60巻の修復が完了して、京都国立博物館で公開されることになりました。
 3月11日には立正大の教授による講演もあるそうです。
 大学生の入場料は130円。
 うまい棒13本をイッキ食いするよりは有益だと思うんですけどどうでしょう。

From 奈良県
028. 馬子没後の塀跡発見
  2006年3月1日
  読売ONLINE
 
 奈良県明日香村の島庄遺跡から、塀跡や石組み溝が見つかりました。
 島庄遺跡といえば蘇我馬子!ですが、
 今回発見されたのは馬子没後に造られた建物の跡だそうで、  えーと、つまり乙巳の変後ってことでいいんでしょうか?(うろおぼえ)
 3月12日まで遺跡は公開されてるそうです。
 行こっかなー。

From 滋賀県
027. 志賀の遺跡 奈良中期の製鉄炉跡出土
  2006年3月1日
  読売ONLINE
 
 今、滋賀県で製鉄炉跡がブームみたいです。
 志賀町北比良の後山・畦倉遺跡から、奈良時代中期の製鉄炉跡が出土しました。
 こういう文章を伝聞にするべきかどうか、ちょっと迷います。
 国庁や紫香楽宮を整備するために使われた鉄を製錬していた可能性が高いんだそうです。

From エジプト
026. ラムセス2世の石像か エジプトで発見
  2006年2月27日
  産経Web
 
 カイロ北東部から古代エジプトの太陽神殿ラムセス2世石像の一部が見つかったそうです。
 エジプト考古最高評議会が発表しました。
 ラムセス2世は紀元前13世紀頃のファラオだそうです。
 やっぱりエジプトは桁が違いますね……。

From 大阪府
025. 住吉大社で5世紀の建物跡 創建直後、関係者の住居?
  2006年2月27日
  産経Web
 
 大阪府の住吉大社の境内で発掘調査が行われたのは初めてなんだそうですが、 掘ったら古墳時代の掘っ立て柱建造物跡が見つかったそうです。
 なんだかんだで神社の調査ってあんま進んでなさそうですし、いろいろ見つかるといーですね

From 山口県
024. 毛利家に伝わる源氏物語の注釈書 翻刻
  2006年2月27日
  asahi.com 山口
 
 「翻刻『源氏物語古註』」が新典社から刊行されました。3万6750円。
 著者は、山口県立大学名誉教授・熊本守雄氏
 翻刻なので原作者(?)がいるのですが、それはごく一部で有名な細川幽斎。
 幽斎が有名なのはごく一部の間なんかではない、と思った貴方は認識を改める必要があると思うのですがどうでしょう。
 ところで、この世から一刻も早く消え去って欲しい唾棄すべき陋習トップ3に、音読と朗読がそれぞれランクインするのは間違いないと信じて止まない今日この頃ですが(本は静かに読みましょう! 小学校で習ったでしょ!?)、それはそれとして、古来の物語が耳で楽しむものだったことは残念ながら否定できません。
 ですから物語は時が経つにつれて言葉と共に姿を変えてって、往時の姿を知るのは難しいんだそうですよ。
 そんなわけで、今回の「古註」は当時の「源氏物語」を知る上で非常に重要な資料となるのだそうです。
 ともあれ、音読なんて他人の言葉を借りた独り言でしかないことを、世の国語教師は知るべきです。
 いえ、音読するなとまで言う気はないんですけど。自分だって暗記したいときとか文章が難解な時とかは口に出しますし。
 でもさ、所詮は独り言なんだから、音読は一人の時にするべきだと思うんです!
 基本、人は何かを伝えるために口を開くとですよ。
 声をなめるなー。

From 東京都
023. 武蔵国の実像に迫る、進む研究・発掘
  2006年2月25日
  asahi.com 多摩
 
 府中市・国分寺市教育委員会の共同編集で、そこらへんについて詳しく紹介した本が刊行されるそうです。
 ちなみに、私は小学生のころ国分寺市に住んでました。
 庭を掘ったら和同開珎が出てくるようなトコだったんですよ♪

From 高知県
022. 求む!土佐民権家の末裔たち
  2006年2月25日
  asahi.com 高知
 
 私の中では“高知の人=天然ボケの法則”がマーフィーの法則よりも確かなものとして信奉されているのですが、 そのイメージをさらに補強する記事がっ。
 土佐自由民権家子孫の会が発足したそうです。
 ええ、そうですね、先祖のことを知るのはとてもとても大切なことだと思いますよ。
 本当にそう思ってますとも。
 でもねー、だけどねー、や、いいんだけどさ。

From 山口県
021. 漱石・八雲の文学講義 受講ノート発見
  2006年2月24日
  asahi.com 山口
 
 夏目漱石と小泉八雲は作家になる前、東京帝国大学で英文学を講義してました。
 すいません、知ったのついさっきです。
 で、その授業を受けた若月紫蘭の受講ノートが見つかったそうです。
 若月紫蘭はもちろんペンネーム。正直いってセンスを疑うネーミングですが、それはそれとして。
 発見したのは防府図書館館長補佐の森川信夫氏(50)と学芸員羽嶋綾香氏(24)
 24歳て……。学芸員一年目か、長くても三年目? スゴイデスヨネ。
 学芸員志望のみんな、明日の羽嶋さんを目指してがんばりましょお。

From 埼玉県
020. 謎の上田一族 系譜を解明
  2006年2月25日
  asahi.com 埼玉
 
 テレビ&パソコンゲーム「信長の野望」シリーズ愛好者なら知ってるかもしれない、松山城主の上田家。
 その出自については不明だったらしいのですが、 地元にある「さいたま川の博物館」館長の梅沢太久夫氏が、 上田氏の系譜を明らかにしました。
 郷土史家ならではの調査力に感服、ですね♪

From 群馬県
019. 横壁中村遺跡 板敷き6枚発見
  2006年2月24日
  asahi.com 群馬
 
 群馬県長野原町の横壁中村遺跡から、 竪穴式住居に使われていた板敷きが見つかったそうです。
 竪穴式住居といっても縄文時代のものではなく、平安時代のもの。
 遺跡は、八ツ場ダム建設工事のため群馬県埋蔵文化財調査事業団が調査していました。
 結局、ダム建設は中止しないのかな。

From 石川県
018. 奈良時代後期の大型公館跡見つかる
  2006年2月24日
  北國新聞
 
 石川県野々市町三日市A遺跡から、 大型公館の遺構が見つかったそうです。
 古代北陸道に面していることから、北陸道を管理していた役所か郡司の居館であった可能性が高いとされています。
 調査に当っているのは野々市町教育委員会
 “教育委員会”って今まで何度も出てきたのに、 未だに“今日いく委員かい”とか変換するうちのパソコンは、ひょっとして頭悪いんでしょうか……。

From 岡山県
017. 郷原漆器など7件県重文指定
  2006年2月24日
  岡山日日新聞
 
 県の文化財指定ネタ、三件目です。
 今回はただの文化財じゃなくて、重要文化財。国じゃなくて県ですが。
 岡山県教育委員会が指定したのは、法泉寺文書矢筈城跡他7件。
 法泉寺の所在地は、重玄寺と同じ井原市。そんな市しらない、という人も多そうですね。 私も知りません。
 文書には北条早雲の禁制文も含まれているそうです。
 矢筈城跡は、津山美人で有名な津山市にある山城跡。
 石見銀山をめぐる戦いで築城されたみたいです。

From 奈良県
016. 死者を送る水先案内人?-木偶の胸部らしき遺物
  2006年2月24日
  奈良新聞
 
 本場の新聞なのに、奈良新聞の記事を扱うのはこれが初めてです。
 更新が遅いのですよ、はい。
 同じ記事を扱うサイトがあると、先を越されてしまう……。
 そんなこんなで、巣山古墳を巡るニュースの続報です。
 タイトルが全てを語ってるから、とくに書くこともありません。
 木偶は、土偶の木製版みたいなもんなのでしょう。
 みたことないけど。

From 大阪府
015. 国際会議で仁徳陵をPR 大阪・堺、世界遺産目指す
  2006年2月24日
  共同通信 (東奥日報)
 
 堺市は、百舌鳥古墳群を世界にPRして、世界遺産登録を目指すそうです。
 関連予算は1300万円。高いのか安いのか、私には判断できません。
 なんたって仁徳稜は世界最大だもんね!
 まあでも、ちゃんと調査してからの方がよさそうな気はします。
 これを気に、調査が進展したらいいですね
 「調査不足」で世界遺産登録を断られたら、文科省も宮内庁も態度が変わるんじゃないかなー。
 てか、是非そうなってほしい。
 そんなこんなで、仁徳稜に関する国際会議は今秋に開かれるそうです。
 北朝鮮からも研究者を招くそうで。ええ。
 偏見の塊な発言をしますが、史学がまともに発達してるとは思えないんですけど。

From 奈良県
014. 国宝の七支刀を復元 橿考研博物館で展示
  2006年2月24日
  共同通信 (東奥日報)
 
 石上神宮に伝わる七支刀の模型が作られて、 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で公開されるそうです。
奈良県の刀工が鋳造で作ったそうで、ほんものそっくりのレプリカというよりは、 同じ作り方で復元した所に意味があるみたいです。
写真を見た限りでは、銘文はないみたいだし。
ちょうど七支刀に関する文献を読み始めたとこだったから、興味は尽きません。
さすが東奥日報!えらい!!
まさに以心伝心。たぶん違う。

From 長野県
013. 銅戈にシカの造形 大町の神社所蔵 全国4例目
  2006年2月23日
  信濃毎日新聞
 
 長野県大町市海ノ口上諏訪社に伝わる弥生時代の銅戈にシカの造形が ほどこされていたそうです。
 確認したのは大町市埋蔵文化財センター
 銅戈と言えば北九州、と習った記憶があります。そう言えば。

From 福岡県
012. 今村教会堂など5件を県文化財に指定
  2006年2月22日
  asahi.com 福岡
 
 この手の記事を載せ始めたら、際限ないような気がしてきた……。
 それとも、来年度の予算を見据えて文化財指定の季節なのかな。
 5件のうち、日本史に関係ありそうなのは、 今村教会門司家文書、絹本著色当麻曼荼羅図の三件。
 正直な話、詳しいことは分かりません。
 だってさー、九州とか行ったことないもん!  

From 高知県
011. 掩体7基を史跡指定 戦争遺跡では県内初
  2006年2月22日
  asahi.com 高知
 
 太平洋戦争中に旧海軍が建設した高知海軍航空隊基地の掩体群が南国市の史跡に指定されました。
 ……南国市なんてあったっけ??
 掩体は、飛行機の格納庫です。見た目は、コンクリでできたかまぼこ。
 現在は農機具の物置になっているとか。

From 岡山県
010. 雪舟、偉業しのび遠忌
  2006年2月23日
  asahi.com岡山
 
 今年は雪舟の没後500年だそうで、3月5日に 岡山県井原市の重玄寺にて500年遠忌が行われるそうです。
 重玄寺は雪舟の師・千畝が開いた寺。
 雪舟が描いたかもしれない「千畝和尚の頂相」が見られるそうですから、興味があるなら旅行がてら行ってみては?

From 福井県
009. 「茶の本」初版本 展示始まる 県民ホール
  2006年2月22日
  福井新聞
 
 福井県民ホールで、「東洋の理想」「日本の覚醒」「茶の本」の初版本が展示されているそうです。
 はい、この三冊の共通点は分かりますか?
 岡倉天心が書いた本!ってすぐに出てきた貴方は歴史マニアですよ?
 ちゃんと自覚して下さいね!!
 ちなみに、福井県民ホールは福井県庁にある。ってことは福井市ですね。
 大丈夫、福井はそんなに遠くない!

From 長野県
008. 善光寺の門前 発掘調査 中世から近世の生活映す資料
  2006年2月22日
  信濃毎日新聞
 
 長野市の店舗建設予定地から、江戸時代の磁器が出土したそうです。
 善光寺の門前町だったとか。
 店舗建替えに伴う長野市埋蔵文化財センターの試掘によるもの。
 本調査も始まったらしいので、これからザクザクといろんなものが出てくるんじゃないでしょうか。
 今回発掘されたのは肥前産の伊万里地元産の瓦・すり鉢、火災で焼けた土の層など。
 善光寺周辺には明治時代の建築物が多いから、発掘調査はあんまりされてなかったそうですよ。

From 奈良県
007. 死者を古墳へ運んだ船か 奈良・巣山古墳
  2006年2月22日
  共同通信 (東奥日報)
 
 東奥日報ははるか青森の新聞で共同通信の記事も多いのですが、考古学系の記事を結構ピックアップしてくれるから好きです。
 で、奈良県広陵町の巣山古墳の周濠から、木棺のふた舟形木製品が発見されたそうです。
 埋葬する遺体を運ぶのに使った船だそうです。
古墳の周りが海とか川だったってわけじゃなくて、陸の上をずるずるとひっぱったみたいですね。
 発表したのは広陵町教育委員会
 ちなみに、巣山古墳は全長220mの大古墳ですよ!

From 奈良県
006. 高松塚、ひびも忠実に再現 加茂 解体実験の石室模型公開
  京都新聞
  2006年2月22日
 
 高松塚古墳のを忠実に再現した石室の模型が公開されたそうです。
 作ったのは奈良文化財研究所。就職試験に英語があるトコですよ。
 模型は凝灰岩でできているそうで、模型と言うか、石室そのものです。誰かを葬るのに使ってもよさそう……。
 何はともあれ、解体がうまくいくといいですね。



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